助産師の仕事の中でも、母乳に関わる仕事をする様になったきっかけは私自身の母乳育児の体験にあります。特に、1人目の子供の時はトラブルの連続でした。
子供に吸われて、乳首は切れて痛む。おっぱいは張りすぎて固いしこりが、繰り返しできる。子供はいつも泣きさけんでいる。夫は仕事で早朝から深夜まで忙しく、休日に手伝ってもらおうとしても、ぐったりして眠っており、実家も遠方で頼れない。慣れない土地で知り合いも少なく必死でした。母乳のマッサージにも行きましたが、しこりはくり返しできていました。途中で子供の舌小帯の処置を受けたり、自身の食事も気を付けていましたが、子供が1才3ヶ月頃、やや無理やりに断乳しました。
病院で勤務していた頃には想像できなかった育児の現実でした。その後、2人目、3人目と出産、育児しながら、自分ができる事から少しずつやってみよう、と母乳マッサージの仕事をスタートしました。産婦さん達から逆に教えていただく事も多い日々です。
同じ様に大変な思いをしているママ達を少しでも助けられれば・・・との思いでやっています。
吉川母乳相談室の特徴
- 産婦さんの気持ち、希望をできるだけ聞き、それに添ってやっていきます。
- 身体的、経済的にあまり無理のない範囲で、受けていただきます。
- 母乳不足で大変な時は、赤ちゃんの体重、機嫌、また産婦さんの体調をみながらミルクも補っていきます。
- おひとりに1時間程度の時間をかけていきます。他の方とは重なりません。
- 赤ちゃんや上のお子さんも一緒に来ていただけます。
- 来所が難しい時は出張もします。かなり遠方の方は、そちらの近くの方を紹介させていただく事もあります。
